ガバナンス
ガバナンスの定義
プロジェクトでは、ライフサイクル全体を通じてさまざまな発生源から問題や変更が発生します。 そのため、チームが順調にプロジェクトを進め、ビジネスの成果をあげるには、こうした事態に迅速に対応していく必要があります。 プロジェクトガバナンスとは、プロジェクトが課題や変化を速やかに統制的かつ透過的に対応できるようにするフレームワークです。 これにより、プロジェクトの全利害関係者に分かりやすく共通した形で想定外の状況にも対応できるようになります。
ガバナンステンプレートを使用すると、次のようなガバナンスに関する意思決定を記録できます。
- 完了の定義(DoD)
- 準備完了の定義(DoR)
- リスク、問題、手順、意思決定ログ
ガバナンスをサポートする関連文書とテンプレートは、Pega Express Delivery Resources(デリバリーリソース)ページでご覧いただけます。
ガバナンスの重要性
プロジェクトガバナンスを取り入れると、想定外の事態への対応について、全員が同じ理解を得られるようになります。 ガバナンスの堅実なフレームワークを整えることで、プロジェクトが失敗する可能性を低下させることができます。 ガバナンスが不十分な場合に起きる問題は次のとおりです。
- 利害関係者の関与が不十分
- 支援が薄弱
- トレーサビリティの過剰または不足
- 変更管理の不備
- 意思決定の遅延
- 権限付与が不適切かつ不足
ガバナンスのフレームワーク
ガバナンスのフレームワークには、プロジェクト全体の一連のポリシー、プロセス、基準が含まれており、日常的に発生する問題と戦略レベルの意思決定に対処しています。 フレームワークに含まれている事項:
- 役割と責任
- コミュニケーション計画
- 進捗状況の追跡
- リスクと問題の管理
- 変更とスコープの管理
- 品質管理
- 合意された定義:DoDとDoR
効果的なガバナンスを実施するステップ
次のビデオを見て、効果的なガバナンスを実施する上で必要なステップを確認してください。
次の問題に答えて、理解度をチェックしましょう。