Microjourneyの特定
Microjourneyの特定
Pega Express™では、さまざまな方法でMicrojourney™を特定できます。 このトピックでは、ビジネス成果を使用して最初のリリースとなるMinimum Lovable Product(MLP)に適したMicrojourneyに優先順位を付けることを中心に説明します。 Microjourneyを特定することで、初めてPega Platform™アプリケーションで構築するソリューションの概要がわかるようになります。
Microjourneyの特定には、次の2つの方法を検討します。
- デザインスプリント(詳細については、Pega Academyモジュール「Design strategy creation」(デザイン戦略の作成)を参照してください。
- 従来の発見ワークショップ
発見ワークショップによるアプローチ
デザインスプリントが組織に適さない場合は、従来の発見ワークショップを検討してください。 発見ワークショップでは、現在のプロセス(およびユーザーのニーズ)を調査し、ペインポイントと望ましいビジネス目標を把握します。 次に、参加者が、ビジネス成果を達成する上で最適なMicrojourneyソリューションを提案します。
発見ワークショップの開催と進行のガイドライン:
- 視察/ワークショップの詳細なアジェンダを作成します。
- 主なビジネス関係者を特定して確保します。
- 実際のエンドユーザーに調査に参加してもらいます。
- 実際に訪問したり、タッチポイントに参加したりして、現状を直接見て確認します。
- 現在のプロセスドキュメントやプロセスマップを確認します。
- ウォークスルーを行って、既存のジャーニーの全体像をマッピングします。 このジャーニーを細かく分けるか、Microjourneyに分割します。
- 作業を進めながら、チャネル、ペルソナ、データ、統合など、Microjourneyの主なビルディングブロックを収集します。
- ビジネス成果の裏付けとなるデータを入手します。
- ペインポイントとボトルネックを探り出し、理解します。
- プロジェクトに影響を与える可能性のある、近い将来の変化を予測します。
発見ワークショップまたはデザインスプリントが完了すると、適切な影響と複雑さを伴うMicrojourneyを選択できる十分な情報が得られます。
Microjourneyとソリューションの定義
チームが(クライアントのビジネス成果が最も大きくなる)新しいMicrojourneyを特定するのにデザインスプリントを使用する場合でも、従来のワークショップアプローチを使用する場合でも、次のステップは、エンドソリューションを念頭に置いてMicrojourneyの内容を確定することです。
次の画像は、Microjourneyをビジネスアーキテクチャと技術アーキテクチャの両方の観点からしっかりレビューできるようにするステップを示しています。 このステップに従うことで、クライアントの現在または将来の組織設計に統合して機能する、包括的なソリューションを検討できます。
ステップ1:デザイン思考や発見ワークショップを通じて、調査を行い、既存のプロセス、ビジネス成果、考えられるMicrojourney™を理解します。
ステップ2:プロセスとビジネス成果に最適なMicrojourneyについて、最初の考えをまとめます。
ステップ3:新しいMicrojourneyを運用可能にしてクライアントのエコシステムに組み込むために必要な条件に対して影響評価を行います。 ビジネス成果を実現できるようにすることが目的です。 このステップを実施することで、現在または将来のビジネスアーキテクチャと技術アーキテクチャに確実に対応できます。 これには以下が含まれます。
- 対象となるオペレーティングモデルに合わせる
- レポート要件/KPI
- 運用手順
- データウェアハウスなどの技術アーキテクチャ
- 進行中のビジネス改革計画
ステップ4:Microjourneyの詳細を確定して、主なビルディングブロックを収集し、ビジネス成果を達成できるという確証を得られるようにします。
次の問題に答えて、理解度をチェックしましょう。
このトピックは、下記のモジュールにも含まれています。
- 発見フェーズとMLP v1
トレーニングを実施中に問題が発生した場合は、Pega Academy Support FAQsをご確認ください。