レポート戦略の定義
2 タスク
10 分
上級
Pega Platform 8.6
日本語
シナリオ
Front Stageでは、屋外イベントの準備に使用する備品の追跡で問題を抱えています。 傘やシートカバーなどの備品が回収されないと、FSGが各イベントで得る利益に影響します。 この1年半の間に、FSGは自社の備品にバーコードを付けました。 たとえば、イベント参加者に傘が配られると、その傘のバーコードと参加者のリストバンドのバーコードがスキャンされます。
Front Stageでは、屋外イベント用の備品を今まで第三者からレンタルしていました。 FSGは、備品のバーコードシステムの過去データを用いて、自社で備品を購入して保管する方がより大きな利益を得られるかどうかを検討しています。
FSGが主催するイベントが終わるたびに、バーコードシステムのデータが取り込まれていきます。 現時点で、FSGは、そのデータを自社のシステムにインポートして、ビジネスインテリジェンスを増強したいと考えています。 FSGは、この分析がBookingアプリケーションのWebTierユーザーに影響を与えないようにしたいと考えています。
FSGは既存のデータウェアハウスを持っており、そこからレポートを作成できます。 そのデータウェアハウスは、バーコードシステムからのデータを取り込むことができません。 幸い、FSGはPega Platformを使ってデータを取り込む方法を考案できました。
BookingアプリケーションのWebTierユーザーへの影響を最小限に抑えながら、FSGビジネスの個人がレポートにアクセスできるようにするためには、取り込んだ情報をどのように処理するのが最良であるか推奨してください。 要件を満たすための実行可能なアプローチを特定し、推奨アプローチを提案してください。
詳細なタスク
1 設計詳細のレビュー
バーコードシステムで収集する情報に対応するデータタイプは、Pega Platformで定義できます。 データタイプのインスタンスは、Pegaデータベースリポジトリに含まれるPegaDATAスキーマの代わりに、外部データベースで永続化できます。
PegaDATAスキーマを使用してレポート作成を実行する場合、データを集約するためにはそのスキーマから多数の行にアクセスする必要があります。 データをすばやく取り出せるようにデータベースが調整されていたとしても、大量のデータをクリップボードに入れるとJVMのパフォーマンスが下がり、同じPegaRULESデータベースを共有するWebTierのユーザーに影響を与えます。
最良の選択肢は、BIXを活用して外部データベースからデータウェアハウスにデータを公開することです。 BIXの抽出プロセスは、type=WebTierノードへの悪影響を避けるため、type=BIX専用ノードで実行されます。 次の図は、外部データベースからFront Stageデータウェアハウスにデータが移動する流れを示しています。
データウェアハウスで作成したレポートへのリンクを、FSGのエグゼクティブが閲覧するダッシュボードに追加できます。
2 設計代案のレビュー
Pega Platformにデータを読み込んで、レポートを作成できます。 ただし、数千行を取得し、経時的に結果を集約するとなると、かなりのパフォーマンスコストがかかる可能性があります。
このモジュールは、下記のミッションにも含まれています。
トレーニングを実施中に問題が発生した場合は、Pega Academy Support FAQsをご確認ください。