Emailコンポーネントアプリケーションの活用
4 タスク
40 分
シナリオ
Front Stageでは、スケジュールされた日時にパーソナライズされたメールを受信者に送信したいと考えています。 Front Stageは、この機能を複数のアプリケーションで再利用したいと考えています。 リードシステムアーキテクトがこの要件を分析し、他のアプリケーションに組み込めるコンポーネントEmailアプリケーションを構築することが最適なソリューションであるという決定がくだされました。
以下の表は、チャレンジに必要なログイン情報をまとめたものです。
ロール | ユーザー名 | パスワード |
---|---|---|
Admin | COE@FSG | rules |
アサインメント
- 特定の日時にメールを送信するコンポーネントアプリケーションを実装してください。 メールを送信する前に、受信者ごとに編集してパーソナライズできます。 メールは手動で送信することもできます。
- 用意されているEmail Editorコンポーネントを使用して、FSGEmailアプリケーションの再利用可能なケースタイプを作成してください。
- セルフテストが可能なケースタイプを設定してください。 セルフテストモードでは、2つ目のEmailサブケースを作成する前に、EmailケースにData-Corr-Emailインスタンスを付随させる必要があります。 Email親ケースは、DateTimeプロパティをEmail子ケースに伝搬し、メールを送信するタイミングを示します。 また、このケースは、Emailサブケース割り当てのオーナーについての情報も伝搬します。
詳細なタスク
1 設計の分析
すべてのプライマリケース(Emailケースそのものも含む)は、Emailサブケースを作成できる必要があります。 次の図では、最上位ケースが親として参照されています。 子ケースは子として参照され、最上位ケースが、編集可能なメール添付ファイルを子ケースにどのように伝搬するかを示しています。
2 Emailケースのステージについての考察
Emailケースには、以下の4つのステージがあります。
- Enter Test Data
- Prepare Email
- Edit Send or Skip
- Resolve
中間ステージの「Prepare Email」と「Edit Send or Skip」で使用されるプロセスは、Email Editorコンポーネントに用意されています。 この2つの中間ステージは、DoesNotHaveCover=trueの場合はスキップされます。 つまり、この2つの中間ステージは、ケースがサブケースとして実行されるときにのみ実行されます。 Emailケースはサブケースとしてのみ使用することを意図しているため、これは仕様どおりの動作です。
Enter Test Dataステージ:
ソリューションのEnter Test Dataステージは、以下の3つの連続したプロセスで構成されています。
- EnterTestData_Flow
- SendEmail
- Continue_Test
EnterTestData_Flow
このプロセスは、「Emailケースはセルフテストを行える」という要件を満たすために追加されたセルフテスト機能です。 このプロセスは、HasCover=trueの場合はスキップされます。 必要なテストデータは、Email Editorコンポーネントで要求されるWhenToSendEmailプロパティのみです。
EnterTestData_Flowプロセスでは、WhenToSendEmailのdate-time値が取得され、次に、CurrentOperatorがオーナーワークパーティとして追加されます。
SendEmail
SendEmailプロセスでは、後にメールの添付ファイルとして使用されるテスト用PDFが作成され、続いてCorrNewを呼び出すUtilityシェープが作成されます。 CorrNewは、File カテゴリー内のすべての添付ファイルを含めるように構成されています。 CorrNewに用意されているコレスポンデンスルールは、Attach and Holdとして設定されています。 SendMailシェープを使用すると、メールは送信待ちにならずにバックグラウンドで送信されてしまうため、使用しないようにします。
Continue_Test
Continue_TestプロセスのReviewアサインメントは、手動テストを実行している人が、生成されたPDFとData-Corr-Email が添付されているかどうかを確認するための一時的なものです。 オーナーワークパーティも表示されます。 また、Continue_Testプロセスにより、Emailサブケースが正常に作成されたことがわかります。
Prepare Email
CurrentOperatorgをサブケースのオーナーワークパーティとして追加し、添付ファイルを親ケースからEmailサブケースにコピーします。
Edit Send or Skip
このステージで、ユーザーは、エディターでメールを編集する、手動でメールを送信する、.emlファイルをダウンロードする、添付ファイルをチェックするなどのオプションを実行したり、これらのオプションの一部またはすべてを省略して、スケジュールされた日時にメールが自動的に送信されるようにしたりできます。 ユーザーは、メールが送信される前であればいつでもこの手順に戻り、これらのオプションを任意に組み合わせて実行できます。
3 詳細なソリューション要件のレビュー
Dev Studioでのルールのサポート
- FSGルールセットの中で、Work-に適用される以下のWhenルールを確認します。
- HasCover:.pxCoverInsKeyがないか、値がないという条件を使用する。
-
DoesNotHaveCover:pxCoverInsKeyがないか、値がないという条件を使用する
-
Emailケースタイプは、それ自体に子ケースタイプとして追加されます。
- 「Data propagation」パネルでは、以下のプロパティ値が伝搬されます。
- .WhenToSendEmailからプロパティ値.WhenToSendEmailへ
- .pzInsKeyからプロパティ値.EmailWorkKeyへ
- .pyWorkPartyからプロパティ値.pyWorkPartyへpyWorkParty
4 ソリューション詳細のレビューメモ
アイテム名 |
説明 |
---|---|
EmailEditor_20170814T145312970 |
Email Editorコンポーネント |
AttachParentCaseFiles |
親ケースから子ケースにメール添付ファイルをコピーするアクティビティ。 |
このモジュールは、下記のミッションにも含まれています。
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