Pega Expressの導入手法
Pega Platform™アプリケーションはカスタマーインタラクションを促進します。カスタマージャーニーと呼ばれるこのインタラクションは、顧客がプロダクトについて初めて知るときから、Pegaとの関係が終わるときまで続きます。
Pega Express™は、デザイン思考を用いてカスタマージャーニーを把握し、迅速にMinimum Lovable Product(MLP)のリリースを提供するためのアジャイルアプローチです。Pega Expressの導入手法では、カスタマージャーニーをMicrojourney™と呼ばれる小さなジャーニーに細分化し、組織が目標を達成できるようにします。 MLPリリースは、ビジネスニーズやペインポイントに対応する付加価値の高いソリューションであり、迅速に提供できるものです。MLPリリースは、エンドユーザーが熱心に採用してくれる、愛すべきソリューションを提供します。
Pega Expressは、最初からカスタマージャーニー全体を開発するのではなく、一度に1つずつの目標を達成していくことに重点を置いています。MLPリリースを定義するには、優れたアプリケーションの柱である、(1)Microjourney、(2)ペルソナとチャネル、(3)データとインターフェイスという3つのコア要素に焦点を当てます。
Microjourney
Microjourneyとは、カスタマージャーニー全体の小さな一部分を構成するもので、具体的な目標の達成にフォーカスします。たとえば、顧客が住所変更の手続きを行いたいとしましょう。このシナリオでは顧客のリクエストからMicrojourneyが始まり、結果として会社のデータベースで顧客住所がアップデートされます。
ペルソナとチャネル
ペルソナは、アプリケーションと使用する人のタイプを決定します。ペルソナは、ユーザーの特定のニーズと望ましいビジネス成果を一致させます。チャネルは、ペルソナがどのようにアプリケーションを使用するかを決定します。たとえば、ペルソナは顧客や会社の従業員、チャネルはウェブポータルやチャットボットです。アプリケーションには複数のペルソナや複数のチャネルがある場合があります。
以下のインタラクションで理解度をチェックしてください。
データとインターフェイス
データとはMicrojourneyで顧客の目標を達成するためにやり取りする情報のことで、インターフェイスとはデータが入ってくる場所または保持する場所を言います。アプリケーションは複数のタイプのデータをやり取りでき、 データは複数のインターフェイスで使用できます。
住所変更の例では、データは顧客の住所で、インターフェイスは情報が存在するシステムになります。MLPリリースでは、この情報はシステムオブレコードとしてPega Platformに存在する場合があります。しかし、その後のリリースでは顧客データが保持される別のシステムにインターフェイスが変更される場合もあります。Pega Expressでは、適切なインターフェイスを使用してデータオブジェクトを取得し、適切なMLPリリースに合わせて調整することをお勧めしています。
Microjourneyの設定
App StudioのケースデザイナーでMicrojourneyを設定します。
次の画像で+のアイコンをクリックすると、ケースデザイナーの3層のサポートの詳細が表示されます。
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