アクティビティ
Pega Platform™では、アクティビティが処理を自動化します。 Dev Studioでのアクティビティの作成には、指定した順序で実行されるステップを使用します。 アクティビティルールは、複雑なプロセスや複雑な計算をサポートする必要がある場合、またはルールを実行するためにアクティビティが必要となる場合に、システムを自動化します。 カスタムアクティビティはアプリケーションの保守をより困難にする可能性があるため、すぐに使える(OOTB)プロセスが存在するかどうかを確認してください。
アクティビティを使用するのが適しているプロセスには、次のようなものがあります。
- バックグラウンド処理
- 複雑なループ
- Declare OnChange
- 並列処理
- 反復的な定期イベント
- サービス
たとえば、Declare OnChangeでは、プロセスを実行したり、指定したプロパティの値が変更されたときにワークを一時停止したりするためにアクティビティを使用する必要があります。 アクティビティが完了すると、コントロールはアクティビティを呼び出したルールに戻ります。
もう一つ別の例では、ある保険会社は、提出された保険金請求書を自動車登録所にアップロードする必要があります。 自動アップロードは、ユーザーへの影響を最小限にするために、オフピークの時間帯に行われます。 Pega Platformでは、ユーザーの介入なしに請求書のアップロードを自動化するようにアクティビティを設定することができます。
アクティビティとデータトランスフォームの違い
Pega Platformには、統合の呼び出しやレポートに基づくデータソースの呼び出しなど、よりきめ細かい処理を可能にする標準的なアクティビティが用意されています。 たとえば、複雑なデータを含んだ出荷情報を保存して、従来のインベントリアプリケーションにコミットすることが必要になる場合があります。 そのような場合は、外部のインベントリデータベースに書き込むために、アクティビティをObjメソッドとともに使用する必要があります。
データトランスフォームは、あるフォーマットやクラスのソースデータを別のフォーマットやクラスのターゲットデータに変換します。 データトランスフォームは、以下をはじめとした多くの一般的なタスクを実行でき、アクティビティの必要性をさらに排除します。
- データページで使用するデータの正規化。
- 新しいページを作成するためのクリップボードページのコピー。
- 既存のページから新しいページへのプロパティとその値のマッピング。
- クリップボードページでの1つ以上の初期プロパティの定義とその値の設定。 データトランスフォームでは、1ページあたり複数のプロパティ値を1つの処理ステップで設定できます。
- あるPage Listプロパティから別のPage Listプロパティへのページの追加。
自動化とアクティビティ
自動化は、次のステージへのケースの移動やドキュメントリポジトリへのケース添付ファイルの保存など、特定のタスクを実行するCase Designerのステップまたはフローのユーティリティとして設定できるOOTBルールです。 自動化には、標準的なアクティビティを含めることができます。 自動化ルールを開いて、その入力と出力を表示できます。 Call-Automationメソッドを使用して、アクティビティで自動化を使用することもできます。
このトピックは、下記のモジュールにも含まれています。
- アクティビティ v4