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ルールレゾリューションプロセスおよびルールの可用性

ルールレゾリューションプロセスの対象となるルールには、可用性値があります。 ルールの現在可用性は、Rule画面のルール名または説明の横に表示されます。

availability setting

可用性の設定は、ルールレゾリューション時にルールが使用可能かどうかを決定します。 ルールの可用性は、Dev Studioでルールを表示、コピー、または編集できるかどうかも決定します。

ルールの可用性を5つの値のいずれかに設定できます。

Availability = Available

可用性がAvailableに設定されている場合は、そのルールがルールレゾリューションプロセスで使用できることを示しています。

可用性がAvailableに設定されている場合、Dev Studioでルールの表示、コピー、編集、および実行が可能です。

ヒント: 作成時のルールのデフォルトの可用性はAvailableです。

Availability = Final

可用性がFinalに設定されている場合は、そのルールがルールレゾリューションプロセスで使用できることを示しています。

Finalと表示されたルールは、Dev Studioで表示および実行できますが、編集したり、別のルールセットにコピーしたりすることはできません。

補足: Finalの設定はPega Platform™で使用され、Pegaが提供するルールが後続のリリースで変更される可能性があることを示します。

Availability = Not Available

可用性がNot Availableに設定されている場合は、そのルールがルールレゾリューションプロセスで使用できないことを示しています。 ルールレゾリューションプロセスで作成されたルールキャッシュにNot Availableに設定されたルールが見つかった場合、直上のバージョンのルールがルールレゾリューションの対象となります。 次の表は、ランク付けされたルールキャッシュを表しています。 Purchasing:02-01-10ルールセット内のCreateRequest という名前のルールの可用性はNot Availableに設定されています。 直上のバージョンであるPurchasing:02-01-05のルールがルールレゾリューションの対象となります。

最初の展開時に、ルールの可用性をNot Availableに設定することができます。 これにより、検証を行わずにルールを保存することができます。 Not Availableと設定されたルールは、Dev Studioで表示、コピー、または編集できますが、実行はできません。

下図の中央にある縦線をドラッグすると、スキップされたルール候補が表示されます。 右の画像では、選択されたルールが太字で表示されています。

Availability = Blocked

可用性がBlockedに設定されている場合は、そのルールがルールレゾリューションプロセスで使用できることを示しています。 Blockedと設定されたルールは、Dev Studioで表示、コピー、または編集できますが、実行はできません。 ブロックされているルールがルールレゾリューションで選択されると、実行が停止され、ログファイルにエラーメッセージが追加されます。

下図の表では、Purchasing:02-01-10ルールセット内のCreateRequest という名前のルールの最上位バージョンの可用性はBlockedとなっています。 このバージョンのルールは、ルールレゾリューション時に利用できますが、実行されません。 これより上位バージョンのルールは存在しないため、例のセクションのルールの場合、セクションは表示されません。

ルールへのアクセスが使用されてはならず、更新されたルールの開発およびリリースに時間を要する場合、ルールをブロックします。

下図の中央にある縦線をドラッグすると、プロセスがルール候補をスキップしていないことがわかります。 右の画像では、選択されたルールが太字で表示されています。

Availability = Withdrawn

可用性がWithdrawnに設定されている場合、現在のバージョンのルールセットと前のバージョンのルールセットにあり、同じ目的(またはルールタイプ)とApply to:クラスを持つすべてのルールが非表示になり、ルールレゾリューションプロセスでAvailabilityが確認された後、対象外となったことを意味します。

ルールレゾリューション中にWithdrawnと表示されたルールが見つかった場合、親クラスまたはアプリケーションのルールセットスタックで直上のルールセットでそのルールのインスタンスが検索されます。

下図の表では、Purchasing:02-01-10ルールセット内のCreateRequest という名前のルールの可用性はWithdrawnとなっています。 同じルールセットに含まれ、バージョン番号が同じかそれ以下で、同じ目的とApply Toクラスを持つすべてのルールは、ルールレゾリューションの対象外となります。 Purchasing:02-01-15CreateRequestという名前のルールは、ルールセットのバージョンが取り消されたルールのルールセットのバージョンよりも上位にあるため、ルールレゾリューションの対象となります。 Purchasing:02-01-15のルールが存在しない場合は、親クラスであるTGB-Purchasing-Workのルールが選択されます。

Withdrawnと設定されたルールは、Dev Studioで表示、コピー、または編集できますが、実行はできません。

下図の中央にある縦線をドラッグすると、スキップされたルール候補が表示されます。 右の画像では、選択されたルールが太字で表示されています。

補足: ルールのステータスの設定の詳細については、「Setting rule status and availability」を参照してください。

次の問題に答えて、理解度をチェックしましょう。


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