Windowsアプリケーションとウェブアプリケーションのインテロゲート
6 タスク
30 分
シナリオ
ソリューションにプロジェクトと関連アプリケーションアダプターの両方を組み込んだら、次のステップはインテロゲーションです。 このプロセスでは、CRMにログインし、ユーザーインターフェイスに顧客情報を表示し、今後のプロセスに使用するメニュー項目を追加します。 ACME検索システムのプロジェクトドキュメントには、アプリケーションにログインして「Stores」リンクにアクセスし、顧客の郵便番号で最寄りの店舗を検索するよう記述されています。 コントロール名はアプリケーションの頭字語で始める必要があります。 さらにACME検索システムへのログイン時には、ユーザー名フィールドとパスワードフィールドに4文字以上を入力する必要があります。 サインインページ上の非表示コントロールも、インテロゲーションする必要があります。
「Interrogation target」、「Create Control」、「Add Menu Items」の3つのメソッドを使用して、CRMアプリケーションのログインコントロール、ツールバーボタン、顧客のアカウント情報、メッセージ項目をインテロゲートします。 インテロゲーションプロセス中に、「Properties」ウィンドウでオブジェクト名を変更します。
ソリューションのこの部分では、以下のタスクを行います。
- Windowsアプリケーションと、ログイン、メニューボタン、顧客情報に必要な各コントロールをインテロゲートする
- Windowsアプリケーションのコントロール名を変更する
- ウェブアプリケーションと、ログイン、メニューリンク、検索基準、検索結果に必要な各コントロールをインテロゲートする
- ウェブアプリケーションのコントロール名を変更する
詳細なタスク
1 Windowsアプリケーションをインテロゲートする
- ソリューションエクスプローラーで、「CRMPrj」の下にある「CRM.os」プロジェクトアイテムをダブルクリックし、デザインウィンドウでアダプターを開きます。
- 「CRM.os」タブで「Start Interrogation」をクリックし、Pathプロパティで指定されたCRMアプリケーションを起動して、「Interrogation Form」ダイアログボックスを開きます。
- 「Interrogation Form」で、「Target」アイコンをクリックして「Login」ボタンにドラッグします。
- 「Login」画面で「Login」ボタンが強調表示された状態でポインターを放し、このボタンコントロールでObject Hierarchyを更新します。
- 「Interrogation Form」で、「Target」アイコンをクリックしてドラッグし、「User Name」フィールドと「Password」フィールドをインテロゲートし、これらの新規コントロールでObject Hierarchyを更新します。
- 「Interrogation Form」で、「Control name」フィールドに「CRMtxtUserName」と入力して値を変更します。
- 「Control name」リストで、「txttxtPassword」を選択します。
- 「Control name」フィールドに「CRMtxtPassword」と入力して値を変更します。
- 「Interrogation Form」で、手順7~8を繰り返して「Control name」フィールドのオブジェクト名を更新した名前に置き換えます。
オブジェクト名
更新後(名前)
Login
CRMfrmLogin
btnbtnLogin
CRMbtnLogin
-
インテロゲーションがまだ実行中の状態で、CRMアプリケーションで「Login」ボタンをクリックし、「CRM」ウィンドウを表示します。
- 「Interrogation Form」で、「Target」アイコンをクリックしてドラッグし、「New Call」、「User 1」、「User 2」、「User 3」の各ボタンをインテロゲートして、ソリューションに新規コントロールを追加します。
- 「Interrogation Form」で、「Control name」フィールドを選択し、以下のパラメーターを使ってオブジェクト名を更新した名前に置き換えます。
オブジェクト名
更新後(名前)
CRM_Subtraction_OpenSpan
CRMfrmMain
Toolbar1
CRMToolBar
btnbntUser1
CRMbtnUser1
btnbntUser2
CRMbtnUser2
btnbtnNewCall
CRMbtnNewCall
btnbtnUser3
CRMbtnUser3
-
CRMツールバーで、「New Call」をクリックして「New Call 1」ウィンドウを表示します。
補足: 表示設定によっては、「Account Number」フィールドが黒く表示される場合があります。 必要に応じて、表示を「Windows Classic」に変更してください。 - 「Interrogation Form」で、「Target」アイコンをクリックして次のターゲットをインテロゲートするためにドラッグします。
- アカウント番号
- 名前
- 番地
- 市町村
- 都道府県
- 郵便番号
- 「Interrogation Form」で、「Control name」フィールドを選択し、以下のパラメータを使ってオブジェクト名を更新した名前に置き換えます。
オブジェクト名
更新後(名前)
MdiClient
CRMMDIClient
CRMchild
CRMChild
pnlCustomerInfo
CRMpnlCustInfo
lbllblAcctNum
CRMlblAcctNum
txttxtCity
CRMtxtCity
txttxtName
CRMtxtName
txttxtState
CRMtxtState
txttxtStreetAdd
CRMtxtStreetAdd
txttxtZip
CRMtxtZip
2 「Add Menu Items」を使用してWindowsアプリケーションをインテロゲートする
- インテロゲーションがまだ実行中の状態で、「Control Name」フィールドで「CRMfrmMain」オブジェクトを選択します。
- 「Interrogation Form」で「More」アイコンをクリックし、「Add Menu Items」を選択して「Add Menu Item」ウィンドウを表示します。
- 「Add Menu Item」ウィンドウで、「Orders Console」チェックボックスを選択します。
- 「Add Menu Item」ウィンドウで、「Close」アイコンをクリックしてウィンドウを閉じ、選択内容を保存します。
- 「CRM.os」タブのデザインエリアで、「Stop Interrogation」をクリックしてCRMアプリケーションと「Interrogation Form」ウィンドウを閉じます。
- メニューバーで、「File」>「Save All」をクリックしてインテロゲーション内容を保存します。
3 ウェブアプリケーションをインテロゲートする
- ソリューションエクスプローラーで、「ACMESystem.os」をダブルクリックし、デザインタブでアダプターを開きます。
- 「ACMESystem.os」タブで、「Start Interrogation」をクリックして「Interrogation Form」とブラウザを開きます。
- 「Interrogation Form」ダイアログオプションが「Default」に設定され、「Create Global Web Page」チェックボックスが選択された状態で、「Target」アイコンをクリックしてドラッグし、次のターゲットをインテロゲートします。
- ユーザー名
- パスワード
- サインイン
- 「Interrogation Form」で、「Control name」フィールドを選択し、以下のパラメーターを使ってオブジェクト名を更新した名前に置き換えます。
オブジェクト名 更新後(名前) Sign_In_Pega_Training_Web_Appl ACMEwpSignIn Please_enter_a_user_name_of_at_least ACMEfrmCredentials Login_button ACMEbtnSignIn textBox1 (user_password) ACMEtxtPassword User_name ACMEtxtUserName - 「Login」ページで、「User Name」フィールドと「Password」フィールドに「1234」と入力して、「Sign In」ボタンを有効化します。
- 「Login」ページで、「Sign In」をクリックしてウェブサイトのホームページを開きます。
- 「Interrogation Form」で、「Target」アイコンをクリックして「Stores」リンクにドラッグし、このコントロールでObject Hierarchyを更新します。
補足: 正確にターゲットをインテロゲートするには、強調表示ボックスが最小に表示されるようにしてください。
- ホームページで、「Stores」をクリックしてウェブサイトの「Stores」検索ページを開きます。
- 「Interrogation Form」で、「Target」アイコンをクリックして「Zip Code」フィールドと「Find Store」ボタンにドラッグし、このコントロールでObject Hierarchyを更新します。
- 「Interrogation Form」で、「Control name」フィールドを選択し、以下のパラメータを使ってオブジェクト名を更新した名前に置き換えます。
オブジェクト名 更新後(名前) Home_Pega_Training_Web_Applica ACMEwpHome Stores ACMElnkStores Stores_Pega_Studio_Training_Web_Ap ACMEwpStores Search_by_ZIP_CodeSubtrationORSubt ACMEfrmSearch Find_Store ACMEbtnFindStore txtZip ACMEtxtZip - 検索ページで、「Zip Code」フィールドに「30022」と入力します。
- 検索ページで、「Find Store」をクリックして結果ページを表示します。
4 「Select Element」を使用してインテロゲートする
補足: 「Select Element」ウィンドウで要素タグを選択すると、アプリケーション上でそのコントロールが強調表示されて、インテロゲーションプロセス中に正しいコントロールを選択して作成できます。
- 「Interrogation Form」で、「Drag capture icon over controls」リストから「Select Element」を選択します。
- 「Interrogation Form」で、「Target」アイコンをクリックしてストアの住所にドラッグし、「Select Element」ウィンドウを開きます。
- 「Select Element」ウィンドウで、「
」を選択して「Create Control」をクリックします。
このオブジェクトは、各住所項目を個別にインテロゲートするのではなく、すべてのテーブル行を1単位としてまとめて住所として使用します。 - 「Interrogation Form」で、「Control name」フィールドを選択し、以下のパラメーターを使ってオブジェクト名を更新した名前に置き換えます。
オブジェクト名 更新後(名前) Store_Locator_Pega_Studio_Training_We ACMEwpResults Peachtree_City2715_Hwy_54_WPeachtr1 ACMEfrmStoreAdd Peactree_City2715_HWY_54_WPeachtre ACMEtblNearestStore
5 マッチルールでのインテロゲート
- 「Interrogation Form」で、「Drag capture icon over controls」リストから「Default」を選択します。
- 「Target」アイコンをクリックして「Home」リンクにドラッグし、このコントロールでObject Hierarchyを更新します。
補足: 正確にターゲットをインテロゲートするには、強調表示ボックスが最小に表示されるようにしてください。
- 「Interrogation Form」で、「View match rules」をクリックし、「Match Rules」タブを開いてPega Robot Studioのコントロールを表示します。
- 「Match Rules」タブで、最初のコントロールが強調表示された状態で、ドロップダウンリストから「Property Match Rule」を選択します。
- 「New」をクリックして「Match Rule Designer」ウィンドウを開きます。
- 「Match Rule Designer」ウィンドウで、「classname」を選択します。
- 「Match Rule Designer」ウィンドウの下部で、「Create Match」をクリックし、HTMLクラスにターゲットマッチルールを追加します。
Pega Robot Studioは、「Match Rules」タブの唯一のターゲットのみをマッチします。 - 「Interrogation Form」で、「Clear Errors」をクリックしてマッチルールのエラーを消去します。
- 「Home」コントロールの名前を「
ACMEInkHome
」に変更します。 - 「ACMESystem.os」タブで、「Stop Interrogation」をクリックしてブラウザウィンドウと「Interrogation Form」ウィンドウを閉じます。
- メニューバーから、「File」>「Save All」をクリックして変更内容を保存します。 完成すると、Object Hierarchyは次の画像のようになります。
6 「Web Controls」を使用してインテロゲートする
- 「ACMESystem.os」タブで、「Start Interrogation」をクリックして「Interrogation Form」とブラウザを開きます。
- 「ACMESystem.os」タブで、「Web Controls」タブをクリックします。
- 「Web Controls」セクションにある「Web Controls」タブで、「List Browsers and Frames」をクリックして、開いているブラウザウィンドウをすべてリストします。
- リストから、「Sign In」をクリックします。
- 「Filter」リストで、「INPUT type = 'Hidden'」を選択します。
- 「Web Controls」タブで、「List Web Controls」をクリックして「Control Type」リストにテキストボックスコントロールを表示します。
- 「Control Type」リストで、「INPUT type='Hidden'」を右クリックして「Create Control」を選択し、Object Hierarchyにこのコントロールをpegasystem_versionとして表示します。
- Object Hierarchyで、「pegasystem_version」をクリックします。
- 「Properties」ウィンドウで、Design(Name)プロパティの名前を「ACMElblVersion」に変更します。
- 「ACMESystem.os」タブで、「Stop Interrogation」をクリックしてブラウザウィンドウと「Interrogation Form」ウィンドウを閉じます。
- メニューバーから、「File」>「Save All」をクリックして編集内容を保存します。
このモジュールは、下記のミッションにも含まれています。
トレーニングを実施中に問題が発生した場合は、Pega Academy Support FAQsをご確認ください。