メモリーでのデータ格納
アプリケーションデータのレビュー
ケースはデータの集まりです。 ケースデータのソースには、ユーザー入力、計算、システムアクション、外部システム(登録車のデータベースなど)とのインテグレーションが含まれます。 Pega Platform™アプリケーションは、ケースを処理して解決するために、ビジネスプロセス全体にわたってデータを収集、操作、および提示します。 その結果、アプリケーションでは大量のデータが生成されます。 アプリケーションの開発中は、アプリケーションデータが正確であることを確認するために、レビューをするといいかもしれません。 正確でない情報により、エラーが発生し、ケースの望ましくない結果につながる可能性があるためです。
Pega Platformのアプリケーションの各データ要素は、データ要素の名前(プロパティルールによって決定)と、データ要素またはプロパティに割り当てられている値の2つの情報を組み合わせたものです。 たとえば、データ要素を使用してある人の生年月日を収集する場合、データ要素名は「Date of birth」で、対応する値は日付(1969年7月20日など)になります。
データ要素の名前 | データ要素に割り当てられている値 |
---|---|
名: | Neil |
生年月日: | 1969年7月20日 |
職種: | 宇宙飛行士 |
これらのデータ要素は、ケースの処理時に1人または複数のユーザーが使用できるように、メモリー内に保持されます。 各データ要素はページ上のメモリーに格納されます。 ページとは、アプリケーションのデータ要素を編成するための構造です。 いくつかのページは、ユーザーデータやセッションデータを追跡するためにシステムによって作成されます。 その他のページは、ホテルの予約や顧客などのデータタイプを記述するために、デベロッパーによって作成されます。
ケースの処理中は、各ページはクリップボードと呼ばれる構造でメモリーに保存されます。 クリップボードは、アプリケーションで生成されるデータのためにPega Platformが予約しているサーバー上のメモリーの一部です。 クリップボードは、ケースやセッションデータを表すプロパティと値のペアを追跡するために使用されるすべてのページで構成されます。 ページは、ケースやセッションデータを追跡するために必要に応じてメモリーに追加したり、削除したり、名前が付けられます。 データ要素に値が割り当てられている場合、そのデータ要素と値はクリップボード上にあります。
プロセスを実行すると、Pega Platformによってクリップボードが更新され、ページやプロパティがメモリーに追加されたり削除されたりします。 アプリケーションはクリップボードを使用して、UIフォームのフィールドへの入力、計算の実行、決定の評価を行います。
以下のインタラクションで理解度をチェックしてください。
このトピックは、下記のモジュールにも含まれています。
- メモリー内のデータの表示 v6
トレーニングを実施中に問題が発生した場合は、Pega Academy Support FAQsをご確認ください。