フィールドレベルの監査
ケースでのフィールドレベルの監査
Pega Platform™は、実行される動作を自動的に追跡します。たとえば、どのオペレーターがいつケースに対して作業したかを追跡します。 Pega Platformでは、デフォルトで、ケースに対して実行される動作(Work-のインスタンス)の履歴が保持されます。たとえば、ケースのステータスがいつ変更され、ケースがいつオペレーターにルーティングされ、サービス レベル アグリーメント(SLA)がいつ期限切れになるかといったデータが保存されます。
この機能は、フィールドレベルの監査を使って拡張できます。 フィールドレベルの監査では、ケースの重要なデータ値に対する変更を追跡できます。 セキュリティの観点から、機密データが関連する場合に変更を追跡できると便利です。
フィールドレベルの監査を使って、ユーザーがフィールドおよびデータフィールドに対して加えた変更を追跡できます。 フィールドでの手順は、「 Field History」タブの「History 」ダイアログボックスに自動的に記録されます。 たとえば、ある従業員の給与が変更されたかどうかを知りたい場合があります。 次の画像は、フィールドレベルの監査機能を使用して追跡されるSalary のフィールド値の更新を示しています。 この更新は、次のステージの源泉徴収額に影響します。
補足: フィールドレベルの追跡およびルールのインスタンスに対する変更は、History-クラスにキャプチャされます。
1つの監査エントリーに、古い値、新しい値、変更を加えたユーザー、変更日時が表示されています。 データフィールドの監査エントリーには、初期値の変更用のエントリーと、新規値の追加用のエントリーの2つがある場合があります。
フィールドレベルの監査の実装
アプリケーションのフィールド値の更新を追跡するには、ケースタイプランディングページの「Settings」タブを使用します。 フィールドの監査を有効にして、監査対象のフィールドを選択します。
補足: データフィールドを監査するには、監査対象の埋め込みフィールドにアクセスするリンクを選択します。 継承クラスのプロパティを監査する場合は、「System Fields」または「Reusable Fields」チェックボックスをオンにします。
次の図の中央付近にある垂直線を左右に動かして、単一プロパティの場合とデータフィールドプロパティの場合でフィールドレベルの監査がどのように異なるかを確認します。
次の問題に答えて、理解度をチェックしましょう。
トレーニングを実施中に問題が発生した場合は、Pega Academy Support FAQsをご確認ください。