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レポートとパフォーマンス

レポートがパフォーマンスに与える影響

アプリケーションを初めて本番環境に移行すると、レポートは確立されたサービスレベルアグリーメント(SLA)の範囲内で正常に実行されます。 アプリケーションデータの量が増えると、レポートの実行速度が遅くなる場合があります。 レポートのパフォーマンスが低いと、メモリ、CPU、ネットワークの問題が発生することがあります。 こうした問題は、レポートを実行するユーザーだけでなく、すべてのアプリケーションユーザーに影響を及ぼす可能性があります。

こうした問題を診断および軽減するために、Pegaは特定の限界値やしきい値を超えた場合にパフォーマンスアラートを生成します。 たとえば、PEGA0005 - クエリーの時間制限超過アラートは、クエリーの設計が非効率的な場合や、データが無差別にロードされた場合に生成されることで、その事象を認識できるようになります。

パフォーマンスアラートの詳細については、「List of performance alerts and security alerts」を参照してください。

補足: ガードレールワーニングは、パフォーマンスに問題があると考えられるレポートに対するアラートです。 アプリケーションを開発環境からターゲット環境に移行する前にワーニングに対処するよう、チームに指示してください。

メモリへの影響

結果セットが大きいと、メモリ不足を引き起こす可能性があります。 このアプリケーションは、クエリーの結果をユーザーのクリップボードページに保持します。 これらのページが管理されていない場合、アプリケーションは最終的にアウトオブメモリ(OOM)エラーでシャットダウンしてしまいます。

CPUへの影響

また、複雑なSQLを使用すると、データベースサーバーのCPUに影響を与える可能性もあります。 データベースのパフォーマンスが低下すると、全ノードの全ユーザーに影響が及びます。 Autonomic Event Service(AES)とPredictive Diagnostic Cloud(PDC)が、問題の特定に役立ちます。 データベースサーバーの管理者は、データベースサーバーのパフォーマンスモニタリングを設定できます。

ネットワークへの影響

大きな結果セットをネットワーク経由で送信すると、帯域幅、ネットワークの整合性、ネットワークトラフィックに応じて、各ユーザーが認識できるレベルでパフォーマンスに問題が発生する可能性があります。


このトピックは、下記のモジュールにも含まれています。

トレーニングを実施中に問題が発生した場合は、Pega Academy Support FAQsをご確認ください。

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