レポートデータベース
状況によっては、レポートを実行すると、データベース処理への負荷が高まり、パフォーマンスに影響を与える場合があります。 レポート実行時のパフォーマンスへの影響を軽減するために、一部のレポートがPegaDATAデータベーススキーマの全部または一部をコピーした個別のレポートデータベース(オルタネートデータベースと呼ばれます)からデータを取得するように指定できます。
別のデータベースには、PegaDATAデータベーススキーマのテーブルのサブセットのみ含めることができます。 「Reporting database」フィールドの「Prefer reporting data source if defined」オプションを使用して、レポートディフィニッションにより使用されるテーブルのみ、別のデータベースにミラーリングされる必要があります。 別のレポートデータベースのテーブルは通常、PegaDATAデータベーススキーマに類似した構造をしています。 このアプローチでは、本番データベースの負荷を複製したデータベースにオフロードします。 別のデータベースキーマのテーブル内のデータのミラーリングは、データベースベンダーの機能を使用して設定されます。
重要な考慮事項
リードシステムアーキテクト(LSA)としてレポートデータベースを使用する場合は、以下の点を考慮する必要があります。
- システムはレポートデータベース内に自動的にテーブルを作成しないため、データベース管理者と連携してレポートデータベースを作成し、含めるテーブル、インデックス、およびビューを特定する必要があります。
- システムはレポートデータベースと通常のPegaDATAデータベースの間では同期しないため、データベース管理者と連携してミラーリング技術を使用したデータベースレプリケーションを設定する必要があります。
- レポートから抽出したデータには、リアルタイムのデータが含まれない場合があります。 リアルタイムのデータが含まれるかどうかは、システムがレポートデータベースと通常のPegaDATAデータベースとの間の同期に使用するミラーリング技術によって異なります。
1つ以上のレポートディフィニッションルールフォームのデータアクセスタブでPrefer reporting source if defined オプションを選択したかどうかにかかわらず、prconfig.xmlファイルに以下のエントリーを追加することで、レポートでレポートデータベースを使用しないようにできます。
<env name = "database/useReportingDatabase" value="false" />
レポートデータベースの設定方法の詳細については、「Specifying a data source for reports」を参照してください。