Streamサービス
Streamサービスを利用することで、データレコードのストリームの公開および購読、レコードのストリームの保存、およびデータのリアルタイム処理ができるようになりました。 ストリームサービスは、Apache Kafkaプラットフォーム上に構築されています。 ストリームサービスを使用すると、システムとアプリケーションの間でデータを移動させるためのリアルタイムストリーミングデータパイプラインを構築できます。 また、データのストリームを変換して反応するアプリケーションの構築もできます。
ストリームサービスは、ウェブのクリック、トランザクション、センサーデータ、ワークオブジェクト、データページ、お客様とのインタラクションの履歴など、大量の低レイテンシーデータを取り込み、ルーティングして配信します。 業務の回復力を高める仕組みとして、同じデータをクラスター内の他のノードに複製します。 ストリームデータレコードの配布と複製により、ストリームサービスのスケーラビリティとフォールトトレランスを確保します。 サービスは、1台以上のサーバー上でクラスターとして実行します。 サーバーを複数のデータセンターに分散させることで、計画済みまたは計画外のダウンタイムを最小限に抑えることができます。
Streamサービスは、Pega Platform™のプロセス間で非同期のデータフローを可能にします。 Streamサービスは、Apache Kafkaをベースにしたマルチノードコンポーネントです。 このサービスは、たとえばPega Customer Decision Hubのデリバリーチャネルに対応データを渡したり、Adaptive Decision Manager(ADM)の顧客対応を処理したり、任意のPegaアプリケーションのバックグラウンドプロセスを開始したりするのに使用できます。
ストリームノード、パーティション、ディスクスペース、CPU使用率、データベースの可用性などのステータスを定期的に監視することで、ストリームサービスにエラーが発生することなく動作することを確認します。
ストリームサービスのステータスを簡単に手動で確認するには、Stream ランディングページにアクセスします。Dev StudioのヘッダーでConfigure > Decisioning > Infrastructure > Services > Streamをクリックします。 ストリームサービスはPega Platformデータベースの可用性に依存しています。 データベースの速度が遅かったり、利用できなかったりする場合は、ストリームサービスに深刻な影響を与える可能性があります。
ストリームサービスの健全性を把握するために、以下の3つのデータベースへのクエリーを監視します。
- pr_data_stream_sessions
- pr_data_stream_nodes
- pr_data_stream_node_updates
クエリーが1秒以上かかる場合は、データベースのチューニングを検討してください。 計画済みまたは計画外にデータベースが利用できなくなった場合、特にストリームノードが不健全であることが確認された場合には、ストリームノードの再起動を検討してください。