グローバルウェブページ
グローバルウェブページ
グローバルウェブページはPega Robot Studio™の機能です。インテロゲーションプロセスにおいてブラウザのWindowsベースのオブジェクトをすべて無視し、ウェブベースのオブジェクトのみをインテロゲートできます。 この機能は、次の2つの理由から開発されました。
- Internet Explorerバージョン7とバージョン8の違い
- ウェブページフレームの使用
「Create Global Web Page」機能は、ウェブインテロゲーションプロセス開始時のデフォルトオプションです。 ユニバーサルウェブアダプターアプリケーションでは常に使用され、無効にはできません。
Internet Explorerのバージョン
Internet Explorerバージョン8のリリースには、タブという新機能が加わりました。 これにより、新しいブラウザウィンドウを起動しなくても2つ目のウェブサイトを閲覧できるようになりました。 新しいタブ構造により、クライアントが新しいブラウザバージョンにアップグレードすると既存のソリューションに問題が生じるようになりました。
新しいタブ機能では、新しいコントロールが階層で表示されます。このコントロールは、従来のインテロゲートされたウェブアプリケーションには存在していなかったものです。 そのためparent/child関係が変わり、すべてのソリューションが失敗します。 次の画像では、Control2レベルがバージョン8のタブオブジェクトです。 Control2は最初のインテロゲーションの一部ではなかったため、マッチするControl2レベルの子はありません。
「Create Global Web Page」機能を使用すれば、Object Hierarchyとそのオブジェクトがブラウザバージョンに依存しなくなります。
ウェブページフレーム
ウェブページ上でよく使用されるもう1つの機能が、複数フレームです。 複数フレームとは、デベロッパーが1つのウェブページを使用して、他のウェブサイトページをすべて1ページに表示できるようにする構造体です。 次の画像は、複数フレームのウェブページを示しています。
このウェブページを「Create Global Web Page」機能を有効にせずにインテロゲートすると、Object Hierarchyは次の画像のようになります。
下の2つのフレームオブジェクトを使用しているのはメインページです。 各フレームオブジェクトにもウェブページが含まれています。 このソリューションでは、「Beverages」ページも単独で使用しているとしましょう。 「Beverages」ウェブページがこの構造からインテロゲートされている場合、フレームのない「Beverages」ウェブページにアクセスしようとすると、ソリューションが失敗します。 複数フレームのウェブページを使用しているか、単独のウェブページとして使用しているかにかかわらず、フレームのあるウェブページを機能させるためには、「Create Global Web Page」機能を使用してください。 「Create Global Web Page」機能を使用してこの複数フレームのウェブページをインテロゲートすると、階層は次の図のようになります。
そうすると、短縮型の階層構造にはウェブページオブジェクトとその子のみが含まれるため、ユーザーがページにアクセスする方法に関係なく、ページはその都度マッチングされます。
このトピックは、下記のモジュールにも含まれています。
- 基本インテロゲーション v2
トレーニングを実施中に問題が発生した場合は、Pega Academy Support FAQsをご確認ください。