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Microjourneyのドキュメント化

Pega Platformアプリケーションの主なビルディングブロック

Pega Expressの導入手法において、アプリケーションの3つの柱として知られる主なビルディングブロックは次のとおりです。

  1. Microjourney、ケース、戦略
  2. ペルソナとチャネル
  3. データとインターフェイス

どのPega Platformアプリケーションも、次の図に示すように、3つの柱を基盤として構築されています。

The Three Pillars
補足: この3つの柱のデータは、App Studio 8.4以降を使用してPega Platform™ で直接取得できます。 

3つの柱

3つの柱に照らしてMicrojourneyを説明すると、プロジェクトチームのメンバーは、すべての主な依存関係(統合など)を確実に処理してからプロジェクトを開始できます。 これにより、大きな障害があれば発見できます。 3つの柱のそれぞれの定義と、その機能について見ていきましょう。

Microjourney、ケース、戦略

柱の説明:

  • Pega Platformアプリケーションが構成できるMicrojourneyを特定する
  • ビジネス成果の全部または一部を達成する顧客の全体的なジャーニーをドキュメント化する
  • 60~90日以内にソリューションとしてデリバリーできる
  • Pega Platformの複数のケースタイプで達成が可能

ペルソナとチャネル

柱の説明:

  • Microjourneyと接する各種のユーザーグループ、役割、ペルソナを確立する(例:エンドカスタマーやコールセンターのエージェント)
  • モバイル、ウェブ、コールセンターなど、Microjourneyが接触するチャネルを特定する

データとインターフェイス

柱の説明:

  • Microjourneyの裏付けに必要なデータを特定する
  • そのデータのソースを注記する

この3つの柱は、Pega Platformアプリケーションの基盤を形成しています。 Microjourneyを特定したら、次は各Microjourneyの重要な情報を取得します。 

Microjourneyの情報を取得するメリット

3つの柱を定めることで、「あるべき」Microjourneyの定義や、ビジネスの観点から見た場合のソリューションについて明確に説明できます。 3つの柱をドキュメント化することで、Pega Expressプロジェクトデリバリーチームは、ソリューションを選択、解釈、検討できます。 このレベルの詳細を含めることで、Microjourneyにおいてプロジェクトの残りの期間にデリバリーされるスコープの定義の品質が高まります。 

アプリケーションの主なビルディングブロックを明確に定義すると、チームが作業量を見積もることができるため、どの程度早く稼働させられるかがわかります。

補足: Microjourneyはビジネスの観点から説明されるため、クライアントはビジネスの面から構築されるソリューションについて理解できます。

Microjourneyの情報を取得するオプション

Pega Expressの導入手法を使用すると、2つの方法で各Microjourneyに関する情報を取得できます。 

  1. Pegaアプリケーションのバージョン8.4以降を使用すると、Pega App Studio内に3つの柱を直接取得できます。 
  2. それ以外に、Case Type Backlog推定ツールで重要な情報を取得することもできます。

Case Type BacklogとMicrojourneyをサポートするその他のツールは、Pega Express Delivery Resources(デリバリーリソース)ページでご覧いただけます。

補足: Pega製品では、すぐに使える前処理済みMicrojourneyも利用できます。コミュニティサイトを参考に、各リリースで利用できるMicrojourneyを確認してください。

オプション1:App Studio 8.4以降に3つの柱を直接取得

Pegaのバージョン8.4以降を使用すると、Pega App Studio内に3つの柱を直接取得できます。 Pega App Studioの詳細については、Pega Academyのトピック「App Studio benefits」(App Studioのメリット)を参照してください。 次の図を例として参照してください。

The Three Pillars in App Studio

オプション2:Case Type Backlogツールに3つの柱を直接取得

Pegaのバージョン8.4以降をまだ使用していない場合は、Case Type Backlogツールで3つの柱を直接取得できます。 Case Type BacklogツールはExcelベースです。Pega Express Delivery Resources(デリバリーリソース)ページの「Prepare」(準備)セクションに掲載されています。 

次の手順に沿って、Case Type Backlogを入力します。

ステップ 詳細
1

Case Type Backlogツールのローカルコピーをダウンロードして保存します。 これから着手するプロジェクトの名前をファイル名にします。

2 「Project Summary」タブにデータを入力し、すべてのボックスに入力します。
3 「Assumptions」タブで、Microjourneyの3つの柱の情報を取得する際に行った仮定をすべてログに記録します。
4 「Microjourney」タブに、発見フェーズの作業で取得したMicrojourneyの情報を入力します。
5 「Case Type」タブに入力します。 平均の複雑さとチャネルのカバレッジは、必ずパーセントで記録してください。 
6 「Supporting Features」タブに入力します。
7 「Interfaces」タブに入力します。
8 「Persona」タブに入力します。
9 入力したすべての情報が要約されている「Work Backlog」タブを確認します。
注:列Pには、各機能がデリバリーされるMinimum Lovable Product(MLP)リリースを書き込みます。 
10 ドキュメント全体を見直して、スプレッドシートに空白行がないことを確認します。
11 最後に、「Project Attribute」タブを確認して更新します。
たとえば、組織がスクラムを初めて使用する場合や、製薬会社や金融機関などの検証テストを追加する必要がある場合は、「Scrum Maturity」フラグと「Highly Regulated Industry」フラグを調整します。 

戦略的アプリケーション用に事前に入力されたCase Type Backlog

事前に入力されたCase Type Backlogは、Pegaの戦略的アプリケーションで利用できます。 こうした戦略的アプリケーションは、使用しながらプロジェクトに合わせて調整できます。 アプリケーションをお求めの方は、Pegaのセールス 担当者までお問い合わせください。

次の問題に答えて、理解度をチェックしましょう。


このトピックは、下記のモジュールにも含まれています。

トレーニングを実施中に問題が発生した場合は、Pega Academy Support FAQsをご確認ください。

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